早く寝たおかげでぐっすり寝ることができた。
起きて部屋を出るとレッドブルの置き物がある。
全てこれも飲み放題。 とてつもない待遇。
朝からレッドブルを飲み、支給された弁当を頬張った。 ブログでしか知らない伝説上の人々とたくさん話した。 こんな人達とのセッションをせずに、一人でハルカスを登らなければならないなんて。 怒りすら覚えた。 今日をしっかり楽しむ事に集中。
会場に早めについて、配られたトポを見ながらラインを説明してもらった。
僕の担当は一番奥のハイボルだった。 隣は四天王のアキラさん。
お互いフォローしあってこの岩の審査員をする事になった。 ミドルが三本と、オープンが二本。 オープンの内の一本。 これは今回登れる人出ないと思います。 ドリームラインですね。 そう言ったはまけんさんがとても格好良かった。 明日からドリームラインって言葉を無駄に使っていこう。
そしていよいよ選手達の会場入り。
思った通り、僕の担当の岩は人気がありそう。 開始と同時に人が来た。 早速ミドルを登った。 今回は初登争いもある。 ハイボルな上に側面にも二課題あるので、かなり気を使ってスポットした。 各チーム自分達でスポットするのも醍醐味だったのでやり過ぎた感は否めない。 けどスポットでもしてないと、その格好良すぎる岩を登ってしまいそうだった。 やりたくてやりたくて震えていた。 こんなに人が登っているのを見るだけだったのも初めてで新鮮だった。 次来た時は絶対にやろう。 あとドリームラインじゃない方の一本も人気だった。 どう見てもガバばかりなので取り付きたくなる。 けどマントルで必ずみんな言う。 ヤバイ、なんもない。
かなりの高さで恐怖のマントルをしないといけないようだ。 みんな上部でもたつき、降りてくる人もかなりいた。 今回久しぶりのももちゃんとも会えた。 昔、えりりんと難波グラビティのハロウィンセッションで仮装してチームを組んで参加した。 その時が初対面で、ももちゃんのことを知らず、セッション前は一緒に頑張ろうねって感じだった。 しかし始まると、可愛い仮装をして、二級を全部一撃して行く鬼のような強さにその時はただただ見惚れるしかなかった。 えりりんとももちゃんの戦績には足を引っ張る結果でしかなく、仮装大賞を取ってなんとなく貢献したフリで乗り切った思い出がある。 そのももちゃんもマントルを断念して降りてきた。 よほど悪いのだろう。 午後からは選手達は下の岩に集中して、僕たちのとこはガラ空きになった。 その時に野中選手がフラッと来た。 ちょっと触っていいですか。 もちろん。 とすぐに言ったが、ワールドクライマーを僕のスポットで怪我させでもしたら。 きっと僕は生萌ファンに後ろから刺されるだろう。 集められるだけマットを集めて、他の選手には申し訳ないが、全神経を集中させてでスポットした。 多分息止めていたと思う。 無事野中選手もマントルを返してきた。 スポット出来たことも一生の思い出。 グータッチ出来た事も一生の思い出。 最後まで本当に盛り上がったレッドブルアシュラ。 最高に楽しい時間だった。 明日はきっと死ぬのだろう。 考えられる死因は二つ。
レッドブルの飲み過ぎ。
もしくは。
階段の登り過ぎ。